子どもの教育に命をかける男

佐々木喜一

ささき・よしかず / 京都市在住

成基コミュニティグループ代表



佐々木喜一

佐々木喜一さんはメキキの会の8人の創業メンバーの一人です。

佐々木さんが進学塾「成基学園」創業者の父親から経営を引き継いだのは、29歳の時でした。

それまでは父親と衝突したり、家を飛び出して他の会社に勤めたり、自分の生きる道を模索していました。しかし父親の死がきっかけとなり、「金儲けではない、人儲けや」と言っていた父親の遺志を受け継ぐことを決意したのです。

 

私が18年前に初めて佐々木さんと出会った時、彼は「塾は教育産業ではなく脅迫産業なんです」と悔しそうに言いました。

「いい中学に入らないと、いい高校に入れない。いい高校に入らないと、いい大学に入れない。いい大学に入らないと、いい会社に入れなくて子どもは幸せになれない。そうやって親や子どもたちを脅迫している。しかし自分はそんなことはやりたくない。本当は人間教育をやりたいんだ」。

 

──そう言って佐々木さんは、受験とは関係ない天体観測のドームや、理科の実験教室ダビンチを作りました。また、能登半島に無農薬の農場を作って子どもたちに野外体験合宿をさせました。

自分で考え、体験し、苦労して学ばせる。そうやって、単に勉強を教えるだけでなく、人間教育をやって来たのです。

 

少子化でどの塾も経営が大変な状況ですが、成基学園はとても注目されています。

世界に役に立つ国際人を輩出すること、それが彼の目指している教育です。

そして今、総理大臣の諮問機関である「教育再生実行会議」の委員となり、日本の教育のために活躍しています。

 

【プロフィール】

佐々木喜一(ささき・よしかず)

1958年、京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。

1987年、29歳で進学塾成基学園の第二代理事長に就任。当時5教場の学習塾から、幼児教育、個別教育、国際教育、小中高受験教育、大学生支援教育、社会人・父母コーチング教育等の総合教育(生徒数2万人、スタッフ2千人、教場数135拠点)として発展させる。

2013年1月より、安倍首相直属の教育再生実行会議有識者委員15名のひとりに選ばれ、安倍内閣が最重要課題として位置付ける様々な教育改革に携わる。

 

「世界の人びとから尊敬、信頼、愛される日本人創り」をモットーに、内閣総理大臣許可(社)日本青少年育成協会会長を2005年から2010年にかけて歴任、現在は特別顧問。

国立教育政策研究所内コーチング研究会委員を経て、教育コーチングの分野において教職員、保護者を対象に教育コーチングを啓蒙普及させる(7年間で5万人受講)。

また厚生労働省の委託事業若者自立塾を合宿形式でトレーナーとして参加(2年間で60名の引きこもりの若者のうち、75%就職・就学実績を上げる)。京都府山田知事から委嘱され2007年から2010年の4年間、京都府未来っ子いきいき応援プラン政策立案メンバ一、委員となる。門川市長が京都市教育長時代にも、京都市立の幼・小・中・高の幹部教員150名を対象に教育コーチングの実施。

世界遺産下鴨神社氏子総代、京都経営者協会理事、その他多数公職に就く。

 

著書に『子どもを伸ばす5つの法則─やる気と能力を引き出すパパ・ママコーチング』(PHP出版)、『人生はエクササイズ』(PHP出版)、『子どもの心に届く言葉、届かない言葉』(学研出版)、『こうして伸ばす子どもの能力・子どもの学力』(アチーブメント出版)、『ハローキイチ』(いろは出版)、『もう一歩踏み出せば人間力は上がる』

(有峰書房新社)など。

 
●成基コミュニティグループ
 
エジプト旅行
出口とエジプト旅行をしたときの写真

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人生はエクササイズ

佐々木喜一・著『人生はエクササイズ ~心に垢をためない生き方』

http://www.amazon.co.jp/dp/B00EELWIZQ

 

【内容】成基学園創業者である父親の偉大さが、子どもの頃から常に著者の人生の上にのしかかっていた。時には反発し、時には押し潰されそうになり……一時は父親と絶縁して成基学園から離れたりしたが、父親の死をきっかけに成基に戻ることになる。著者の幼少期・青年期の体験が「ほんとうの教育論」を生み出していることが分かる。

 

 


(2014年1月現在の情報です)